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「空き家の再生」と「再生した空き家の大家」をしているひぐちです。
実は建築家の安藤忠雄さんのファンでして、大阪北区にあるVS.で「安藤忠雄展 青春 2025」が開催中とのことで行ってきました。
空き家の再生をやってる身なので、何かヒントがあればいいなという思いもあって足を運びました。
結論から言うと、大満足。
建築に詳しくない方でも十分楽しめる内容で、むしろ「建築ってこんなに面白いんだ」と改めて気づかされた展示でした。
場所は「グラングリーン大阪」のうめきた公園(ノースパーク)内にあるVS.(ヴイエス)
会場は2024年に開業したグラングリーン大阪のノースパーク内に位置する「VS.(ヴイエス)」。
大阪駅から徒歩圏内でアクセスも良く、緑に囲まれたきれいな空間の中にあります。

入口に近づくと、まず目に飛び込んでくるのが不思議なオブジェ。
体は人間の形をしていますが、頭部が雲のように膨らんでいます。
「自由な発想」や「無限の可能性」を表現しているのでしょうか。
見る角度によって印象が変わり、思わず立ち止まってじっくり眺めてしまいました。


オブジェの隣には、ひと際目立つ巨大な青いリンゴ。
「青春」というテーマに引っかけているのかなと感じました。
熟す前の青いリンゴ=可能性に満ちた若さ、というメッセージかもしれません。
記念撮影スポットとして人気で、多くの方が写真を撮っていました。
いざVS.内部へ
外のオブジェで十分テンションが上がった状態で内部へ。
中に入ると、壁一面に安藤忠雄さんのドローイングや写真が展示されており、一気に「建築の世界」へ引き込まれます。
照明の使い方も巧みで、空間そのものが作品のように感じられました。
安藤忠雄建築研究所の模型

会場には安藤忠雄建築研究所で制作された精緻な建築模型が多数展示されています。
写真では伝わりにくいのですが、実物の模型は圧倒的な迫力があります。
細部まで丁寧につくり込まれていて、「こんな建物が本当に存在するんだ」という驚きが何度もありました。
住吉の長屋の模型

安藤忠雄さんを語る上で欠かせない代表作「住吉の長屋」。
1976年に竣工したコンクリート打ち放しの住宅で、日本建築学会賞を受賞した作品です。
模型を見ると、建物の中心部に中庭が設けられており、雨の日はその中庭を傘をさして移動しなければならないという、かなりとがったデザイン。
渋谷駅の地下ホームの模型


渋谷駅の地下ホームの模型も展示されていました。
普段何気なく使っている地下鉄の空間が、これだけ考え抜かれた設計によってできているとは。
模型で見ると、楕円形に広がるホームの構造がよく分かり、「そういえばあの空間って独特だよな」と改めて気づかされます。
4×4の家の模型


兵庫県神戸市垂水区にある住宅の「4×4の家」です。
わずか4メートル×4メートルの敷地に建てられたコンクリートの住宅。
こんなに狭い土地でも、縦方向に広がることで豊かな居住空間を生み出しているのが印象的でした。
頭大仏の模型

北海道・真駒内の墓地に建てられた「頭大仏」の模型も展示されていました。
大仏の頭だけが地上に出ており、胴体は地下に埋まっているという独特のデザイン。
ラベンダー畑に囲まれた大仏の頭部という景観は唯一無二で、「見たい!」という気持ちが一気に高まりました。
いつか実物を見に行きたいと思っています。
ブルス・ドゥ・コメルスの模型


フランス・パリにある「ブルス・ドゥ・コメルス」はもともと穀物取引所として建てられた歴史的建築物を、安藤忠雄さんがリノベーションして現代美術館として生まれ変わらせた作品です。
歴史ある建物の内部にコンクリートの円筒を挿入するという大胆な設計で、古いものと新しいものが共存する空間になっています。
プンタ・デラ・ドガーナの模型

イタリア・ヴェネツィアの「プンタ・デラ・ドガーナ」も歴史的な税関倉庫を現代美術館に転用した作品。
中之島公会堂プロジェクト

実現には至らなかったプロジェクトのドローイングと模型も展示されていました。
実現しなかった建築にも、これだけのエネルギーと思考が注ぎ込まれているという事実が、安藤忠雄さんの仕事への向き合い方を表しているように感じます。


画像だけでは伝わりにくいですが、実物の模型やドローイングがめっちゃ迫力あって建築に詳しくない人でも十分楽しめる内容で、ますます建築が好きになりました。



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