数あるブログの中からご覧いただき、ありがとうございます。
「空き家の再生」と「再生した空き家の大家」をしているヒグチです。
ご縁あって愛媛県松山市で開催された「空き家再生の勉強会」に参加してきました。
初訪問となる愛媛県では、道後温泉や松山城などの名所にも足を運び、学びと遊びの両方をしっかり堪能してきました。
空き家の扱いに困っている方の助けになれる勉強会でした。
ぜひ最後までご覧ください。
ちなみに四国は、小学生の時に野球の大会で徳島を訪れた以来なので、ちょっとした“再訪”の気分です。
本記事では、その様子を写真たっぷり&体験ベースでレポートします。
【1日目】空き家再生の仲間と交流IN松山の夜

大阪から松山までは高速バスで向かいました。
神戸を抜けると、あの明石海峡大橋が見えてきます。
世界一長い吊り橋でしたが、現在はトルコの「チャナッカレ1915橋」に抜かれて2位に。
それでも景色は圧巻です。
約6時間で松山に到着。
集合時間まで少し時間があったので、1人で散策することに。
訪れたのは、言わずと知れた道後温泉。
このアングルが有名ですが、せっかく来たのでなかなか見ることができない裏側に回ってみます。
ここが入口の正反対にある裏側なんですけど当たり前ですが人が全然いなくて閑散としてます。
静けさと独特の雰囲気が漂っていて、表側とはまた違った趣がありました。
せっかくなのであまり知られていない道後温泉駅にも行ってみることに。
レトロな雰囲気の駅で、人も多く活気がありちょっとした撮影スポットになってました。
それにしても外国人が多い。
そうこうしている内に前夜祭の集合時間が来たので集合場所まで歩きます。
勉強会の本番は翌日からですが、空き家再生に取り組む仲間たちとの前夜祭もまた大切な時間。
場所は道後湯之町にある「鯛将」という居酒屋。
写真はあまり撮れませんでしたが、料理は安くてボリューム満点で大満足。
幹事の方に感謝です。
この日のゲストにはYouTube「楽待チャンネル」でお馴染みの野田昌寛さん、そして民泊関連の書籍も出版されている志村尚太さんもお越しくださいました。
2人とも柔らかい人柄で、空き家再生の現場を知る者同士として自然と話も弾みます。
その後は一行で道後温泉へ。
初対面同士にも関わらず、空き家という共通のテーマがあるからか打ち解けるのも早く、すっかり和やかな空気に。
日本三古湯の一つと云われ、重要文化財に指定されているだけあって人が多い!
それに意外と若者が多かったのが驚きでした。
空き家再生の勉強会ですが、前夜祭は観光を満喫。
明日に備えます。
愛媛県松山市で学ぶ空き家活用の実践例
朝を迎え、いよいよ今回のメインである勉強会の本番。
午前中は、松山市内の空き家や空き店舗を実際に歩いて視察しました。
地元の不動産会社の方や、近隣に住む住民の方からもお話を伺うことができ「今まさに起きている空き家事情」を肌で感じることができました。
特に印象的だったのは、外観はきれいでも中は傷んでいたり、再生には法的・地域的なハードルがあったりと、現場でしか見えないリアルな課題が浮き彫りになった点です。
そして午後からは空き家民泊の勉強会会場に向かいます。
ここでは2名の講師から、空き家をどのように再生し、どのように運営しているのか、
現場で培った知見をたっぷりシェアしていただきました。
1人目の講師は、松山市内でキャンプ場・民泊・リフォーム業を営む藤原さん。
ご自身が空き家再生に取り組む中で
・始める前の迷いや不安
・ご近所さんとの最初のやり取り
・実際にやってみて見えてきた工夫
などをリアルな言葉で語ってくださいました。
どの話も「これから空き家を扱いたい人」には参考になることばかり。
うなずきながらメモを取る参加者の姿も印象的でした。
2人目は、実際に複数の民泊運営をしている三好さん。
モニターを使って丁寧に解説しながら
・想定する入居者のターゲット層の設定
・地元住民との関係づくり
・トラブルを未然に防ぐ工夫
など、実務で役立つノウハウを惜しみなく共有してくださいました。
どれも「そんなところまで考えてるのか!」と目からウロコの連続。
空き家活用の現場経験があるからこその、説得力あるお話ばかりでした。
勉強会のあとは、実際に空き家を民泊として再生した現地物件の見学へ。
実は会場のすぐ上の階が、その民泊になっているんです。
さっそく行ってみることに。
かつては壁もボロボロ、何もない状態だった部屋が…
今ではリノベーションされて、すっかり「泊まってみたくなる宿」へと変貌。
正直、僕にはここまでのDIYは真似できませんが「空き家でもここまで生まれ変わるのか」と感動しました。
まさに百聞は一見にしかず。
すっかり暗くなってきたところで今日の講師が運営する民泊施設へ。
旅の疲れを癒しながらそのまま就寝となりました。
空き家の再生を考える旅~最終日~
勉強会最終日の今日は、がっつり観光の日。
せっかく愛媛に来たからには、やっぱり行っておきたい
ということで松山市のシンボルでもある松山城を目指します。
松山城は標高132mの高台にそびえる名城。
徒歩で登るのはさすがに大変なので、ロープウェイを利用して向かうことにしました。
ロープウェイを降りてからもしばらくは徒歩ですが、途中、木々の間から少しだけ城下町の景色も見えてきました。
でも本番はここから。
お城に着くまでけっこう歩きますが、なんとかたどり着きました。
石垣の迫力、天守の重厚感…やっぱり実物は圧巻です。
昔の人はどうやってこの高さまで、あの巨大な石を運んだんだろう?
そんな疑問が浮かんだのですが、どうやら木製のソリと滑車で運搬していたとの事。
重機がない時代に、これだけの建築をした人たちの知恵と根気に脱帽です。
さらに歩を進め、いよいよ松山城の天守閣へ。
城郭に入るとまるで飛行機の窓から街を見下ろしているような感覚。
さらに内部へ進みます。
現代の建設業者でもこんな所に大きな建築物を建てるとなると気が滅入っちゃうんじゃないか。
そう思わせられるくらい壮大です。
そしてこれが天守閣からの景色。
かつてのお偉いさんもこの高さから城下町を眺めてたのか…
そんなロマンも感じる時間でした。
絶景を満喫したところで松山城を後にします。
松山城を降りる途中、つい目を奪われたのが伊予柑ソフトクリーム。
甘いものには目がないので、吸い寄せられるようにして購入。
松山を訪れたら、これはぜひ食べてほしい一品です。
その後、帰りのバスまで少し時間があったので昼食へ。
訪れたのは「すし丸 本店」。
ここで食べた鯛めしが最高に美味しくて…もう、語彙力が追いつきません(笑)。
食べかけの写真になってしまいましたが、それだけ夢中だったということでご容赦を。
それでもまだ少し時間が残っていたので、最後にネットカフェでひと休み。
こうして、学びあり、交流あり、観光ありの3日間が無事に終了。
空き家のままでは、もったいない
初めて訪れた愛媛県松山市。
空き家の現場を視察し、民泊の運営者からリアルな話を聞き、意見を交わした時間は想像以上に濃くて有意義なものでした。
遊びも交えながらの勉強会でしたが、現地に足を運んだからこそ得られた気づきや出会いがたくさんありました。
空き家の可能性は、場所や人、使い方次第で大きく広がります。
どんな空き家にも「まだできることがある」と改めて確信しました。
僕は一つひとつの空き家に、真摯に向き合っています。
もし今、空き家の扱いに悩んでいる方がいらっしゃれば、どうぞお気軽にご相談ください。
「どうしたらいいか分からない」「何から始めたらいいか不安」そんな状況でも大丈夫です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
☆空き家のオーナーさんへ☆
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