空き家の活用方法を学ぶ旅㏌沖縄県糸満市~どんな空き家もなんくるないさー~

数あるブログの中からご訪問いただきありがとうございます。

「空き家の再生」と「再生した空き家の大家」をしているヒグチです。

このたび、人生で初めて沖縄へ行ってきました。

目的は、沖縄県糸満市で開催された“空き家活用”の勉強会への参加。

…と言いつつ、後半は観光やグルメもたっぷり。

さらにおまけで今話題の「軍用地」も視察してきました。

滞在中には台風がUターンするというハプニングもありましたが無事に帰還。

今回はそんな沖縄滞在の様子を書き綴ります。

いざ人生初の沖縄へ

沖縄へは関空ではなく神戸空港から向かいます。

便数は関空からの方が多いですが尼崎市からは神戸空港の方が近く、運賃もリーズナブルなソラシドエアで行くことにしました。

 

飛行機に乗り込む前、機体に描かれたポケモンのナッシーを発見。

ポケモンの中ではマイナー?なキャラクター?なぜナッシー?

少しマイナーなキャラですが、ソラシドエアの本拠地・宮崎県の県木がヤシの木だからとのこと。

ソラシドエアは宮崎県に本社を置くの航空会社で宮崎県がヤシの木を「県の木」に制定したからとの事。

なるほど納得。

 

約2時間10分のフライトを経て人生初の沖縄に到着。

沖縄は暑いと思いきや、関西ほどの蒸し暑さはなく快適だったことに驚き!

 

空港に着くやいなや待ち合わせ場所のウェルカムホールに向かい参加者16名と合流。

このイベントを紹介してくださった竹田さんは参加できず、初対面の方々と沖縄を巡るという珍しい形で幕が開くことに。

簡単な自己紹介を交わし、いよいよ勉強会スタート。

 

沖縄県糸満市の空き家を見学

那覇空港から車で約1時間。

到着したのは、糸満市の住宅街にある空き家。

住宅街の中に位置し、車では中に入れずスクーターが1台やっと通れる幅しかありません。

外壁にヒビがたくさんあり、立地もよくはありませんが活用していきます。

 

元々部屋の中は残置物がたくさんで畳もボロボロでしたが、ゴザを敷いて応急措置をしているのでスッキリ。

これくらい築古の空き家も大歓迎なのでお困りの方はぜひご連絡ください。

 

別の角度からはこんな感じです。

写真を撮り忘れてしまいましたが、天井には雨染みがあったので対策を皆で考えます。

 

 

沖縄の古い家には壁に仏壇が埋め込まれてることが多いですが、こんなことも関係なく空き家を受け付けています。

 

糸満市の空き家室内を奥から撮影した様子

部屋数は多いですが間仕切り壁が無いので部屋数が少ないなど課題は山積み。

それでも「これぐらいの空き家なら全然大丈夫!」と前向きな仲間たちと知恵を出し合って再生に挑みます。

 

トイレは離れた場所にもあり汲み取りですがこんな空き家でも難なく扱ってます。

 

お風呂場はタイルの一部が剥がれていて、壁も天井にもカビのような汚れがありますがこれくらい難なく直せるので気にせず任せてください。

 

 

その後、うるま市に移動し、お腹が空いてきたので買い出しに行きます。

せっかく沖縄に来たんだから地元のスーパーにしかないようなものを買おうということで真栄里市場に向かいます。

関西にはないお惣菜にテンションが上がりすぎて写真を撮り忘れたのはご愛敬。

食事は車の中で済ませました。

 

そして本日泊まる宿に到着。

オーナーの温かいもてなしに感動。お菓子や風船、メッセージカードまで用意されていて、一同ほっこり。

サーターアンダギーも美味しい。

 

肝心なお部屋はとてもキレイでベッドも16人分用意されてあり申し分ありません。

キッチンも高級ホテルのようにピカピカ。

外の通りは南国情緒あふれる景観で気分を上げてくれました。

そして荷物を置いて一息ついた一行は目的の軍用地を目指します。

 

空き家と嘉手納飛行場を見学

人の土地なので詳しくは書けませんが、道路沿いに軍用地を所有されていて国から定期的に借地料が支払われます。

✔ 軍用地投資とは

・米軍接収地は日本政府から地主に借地料が支払われ、人気の投資対象になっています。

 

こちらはホワイトビーチと言われる基地で、米軍が接収して勝手に名付けました。

ここも売りに出されれば誰でも購入できます。

場所はここらへん↓

ちなみにホワイトビーチは米軍だけでなく自衛隊も使用しているようです。

一緒に軍用地の見学に参加された元自衛官の方が来たことあると仰っていました。

そして本日の見学会はこれで終了。

宿に戻ることに。

 

続いて訪れたのは沖縄では知らない人はいないチャーリー多幸寿(たこす)でタコスをテイクアウトして帰宿。

創業者の勝田さんがアメリカ統治時代の沖縄のレストランで働いていた時に教わったそうです。

 

肝心の味はとても美味しくて、それに加えて食べやすいのも良かった点。

もっちりした皮のタコスは絶品。

どうりで人気なわけだ。

 

晩餐を終えた一行は「ちゅらーゆ」という温泉に向かいます。宿にもお風呂はありましたがせっかくの沖縄なので外で入ることに。

温泉に来ても空き家の再生に関する話は尽きず閉店ギリギリまで喋りっぱなしでした。

そして宿に戻って就寝。

 

 

翌日はこちらの空き家に向かいました。

読谷村にある空き家でオーナーは県外にお住まい。

話が弾むあまり写真を撮り損なってしまいましたがシロアリ被害も見られ、再生チームの知恵で解決に挑みます。

 

そしてそして午後からは嘉手納飛行場に向かいました。

沖縄に行ったことがない人でも嘉手納飛行場の名前は知ってる人は多いのではないでしょうか?

 

名物「道の駅かでな」から見下ろす景色は圧巻。

まるでCGのような低空飛行の軍用機が印象的でした。

 

分かりやすいように上空写真が掲示されてありました。

この写真を使って、どのエリアが人気で地価上昇率が高いといった情報を教わります。

僕にはまだまだ買えませんが…

 

さらに米空軍嘉手納弾薬庫地区へ。

倉敷ダムにあるこの真っ白な展望タワーから一望できるのでみんなで向かうことに。

高さ40mの建物の展望スペースにエレベーターで向かいますが、重量オーバーでブザーが鳴るというハプニングも!

 

こちらが米空軍嘉手納弾薬庫地区で、まるで日本じゃないみたいな風情ですね。

こんなに自然豊かなエリアが軍用地というギャップに驚きつつも、投資対象としての人気の高さを実感しました。

 

別の角度からは沖縄市の市街地を一望することができます。

そして今回の見学会はこれで終了。

解散となりました。

 

勉強会終了後

勉強会後は、美ら海水族館へ。

一緒に参加していた方も美ら海水族館に行く予定だったので一緒に向かいました。

初対面の方と2人で巡るという滅多に無い体験。

 

道中に良さげな場所があったので寄り道。

ここは瀬底島といって、本島のすぐ隣にある小さな離島で橋が架かってあるので車で行けます。

 

それにしても瀬底島の海は綺麗。

移動中にゲリラ豪雨に見舞われましたが、着く頃になんとか止んでくれてよかった。

そして夕方に目的地である美ら海水族館に到着。

 

時間は夕方の6時頃。

夕方だったこともあり館内は空いていたので巡りやすかったです。

 

鑑賞は1時間くらいですべて回り終了。

ホテルに戻ります。

 

 

と、その道中

沖縄に来て以来ありえない人だかりを発見!

歩道や歩道橋は人が多すぎて交通規制。

 

なんと「名護市夏まつり」が開催中と判明。

偶然、大規模なお祭りを見つけてしまったので居ても立っても居られず突撃参加。

 

お祭りは終わりかけで水族館と同じく空いていて、食べ物が半額で売られていて良いことづくめ。

しばし滞在して名護市のお祭りの雰囲気を味わったところで再び帰路に就きます。

 

やっとホテルに着いたのは22時。

さすがにこの時間は閉まってる店が多かったのでコンビニで食材を購入。

これだけじゃ寂しいので

 

まだ開いてた沖縄発祥のアイスクリーム販売会社のブルーシールへ寄り道。

紅山芋という珍しい味に惹かれて召すと、甘さ控えめで想像以上においしい!

そして本日の予定を終え寝床につきました。

 

沖縄の空き家勉強会の最後は観光とグルメ

朝をむかえ、あいにくの天候ですが目的地を首里城に設定。

到着すると台風の影響で強風が吹き荒れていたため首里城は臨時休園。

首里城の石垣を眺めただけでホテルに戻ることに。

 

そろそろお腹が空いてきたので沖縄の美味しいお店を開拓することにしました。

そこで見つけたのが海音(みおん)

通りにメニューが掲載されていたので品揃えが分かりやすく良さげだったので入店。

注文した料理がこちら↓

ゴーヤチャンプル以外はすべて初めて食べたものでどれも美味しいく甲乙つけ難い。お腹一杯になったところで本日の活動は終了。

 

 

夜が明けて、この日は昨日行けなかった首里城にリベンジ。

空が程良く曇っていてすごしやすかった。

 

首里城へタクシーで向かったのですが、運転手さんと話していると軍用地の話題になり、地元の人しか知らない情報を教えていただき棚から牡丹餅。

 

ここが有名な守礼之門です、教科書で見たことある人は多いのではないでしょうか?

台風が通過した後に撮ったので少々葉っぱが散らかってます。

 

13世紀末に生きておられた方々が建造した建物と頭に入れながら巡ると感慨深いですね。

 

帰りに国際通りを通ったら軍用地の買取りの看板を発見。

人気ですねー。

 

ホテルに帰ってからまだ時間があったので国際通りにあるスイーツ屋さんにイン。

一人でスイーツに舌鼓を打っていると、隣の女性二人組が関西弁で会話をしています。

チラチラ見ていると向こうもコチラをチラチラ。

すると店員さんが僕と隣の女子2人を繋いでくれて出身地を聞くと宝塚と判明!

宝塚出身の女性たちと店員さんと偶然意気投合し、飲みに行くことに。

 

時間は日付が変わり午前3時。

近くのbarへ行くことになります。

人生初のハブ酒でしたが、想像以上に飲みやすくあっさりした味ですね。

 

実はダーツBARも初めてなんです!

BARにはすでに2人の女性がいまして、店主も若くて驚き!

 

こんな賑やかな飲み会は久しぶりで楽しくあり、今の20代前半の若者がするゲームのルールについていけず困惑。

ちょっと変わったシーシャも吸えたし、良い思い出になりました。

 

今回の沖縄訪問では、空き家の未来について熱く語り合う仲間と出会い、貴重な学びと多くの出会いに恵まれました。

関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

 

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