いつもご覧いただきありがとうございます。
「空き家の再生」と「再生した空き家の大家さん」をしているヒグチです。
今回は空き家再生の先駆者である村上さんに京都で空き家探しの実演をしていただきました。
京都で実演していただける理由は、村上さんが空き家の再生を始めたのが京都だからです。
空き家の再生をスタートさせた地で、このような会を開いていただけると聞いて迷わず申し込みをしました。
村上さんが実際に管理している空き家を入居者がいる状態で見学させていただいたのは本当に貴重な体験でした。
いつもは遠方でイベントが開かれますが、今回は僕の住むところから電車で行ける距離なので大助かり。
僕が普段どんな感じで空き家再生活動をしているのか少しでも知っていただければと思います。
懐かしさをまとう旧理髪店の空き家【上京区・北小路室町】
集合場所は、京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」。
南改札口に11人が集まり、あいにくの雨のなか空き家探しをスタートしました。
今回訪れたのは、京都府上京区の中央エリア。
徒歩で目的地周辺へ向かいます。
この地域を選んだ理由は、民泊など空き家活用の可能性が広がっている地域だからです。
最初に見つけたのは、室町通り沿いに佇む、旧理髪店の趣きを残した味わい深い空き家。
今ではなかなか出会えない造りで、新築では絶対に出せない雰囲気が漂っています。
正直、このまま放置しているのは本当にもったいない…。
こうした空き家こそ、丁寧に再生すれば地域の資源になります。
近隣に聞き込みをすると、お婆さんがわざわざ家から出てきてくださりいろいろと教えていただきました。
しかし、オーナーは併設された住居にお住まいとのことでしたが、この日は不在。
いつかご縁があるといいですね。
街並みを村上さんに案内していただきながらの空き家探しは、終始和やかな雰囲気。
皆さんの笑顔にあふれた、心温まるひとときとなりました。
途中、町家の格子の前で見つけた「鍾馗(しょうき)さん」は、魔除けの神様として古くから京都で親しまれています。
向かいに鬼瓦がある場合、対抗するように置くという文化があるのだとか。
こちらも空き家のようです。
隣人に尋ねてみます。
ちなみに、この物件は現在も人が住まれているため空き家ではありませんでした。
それでも、現地に足を運び、街と人の声に耳を傾けることの大切さを実感できた、印象深い一軒目となりました。
昔ながらの京都の町家の空き家【上京区・飛弾殿町】
武者小路通りから一条通りを歩いていると、まさに「これぞ京町家」と言いたくなる空き家を発見。
この立派な格子と屋根が印象的で堂々たる佇まいに、岐阜県から来られたの空き家探しの参加者が足早に聞き込みをします。
残念ながら所有者に関する情報は得られませんでした。
それでも、こんなに立派な空き家が放置されているのは本当にもったいないこと。
連絡先を書いたメモを玄関ドアに挟み、次の空き家を探します。
次に細い路地の奥に、長屋らしき建物を発見。
静かな小道を進むと、今では珍しい井戸がありました。
こうした景色を見られるのも、京都の町家エリアならではですね。
さらに奥へと進むと、なんと室外機の間にお地蔵さんが…!
こうした日常に溶け込んだ信仰文化も、京都の空き家探索の魅力のひとつです。
そしてその先に、またひとつ空き家を見つけました。
すると見事に空き家があったので近隣に聞き込み。
お隣は留守でしたが、斜め向かいの家でお話を伺うことができました。
ですが、こちらも残念ながら所有者の情報は得られず再び、連絡先を書いたメモをドアに挟んで後にします。
京都で再生・管理されて入居者もいる元空き家を見学
今回の空き家探しを主催された、空き家再生の先駆者の村上さん。
その村上さんが、実際に管理している空き家(すでに入居者がいる元空き家)を見学させてくださいました。
その元・空き家に向かう入口はとても狭く、自転車でさえ通れないほどの細道。
これぞ京都の路地といった佇まいです。
到着したのは、地主さんから管理を依頼されたという一軒家。
ここには外国人の方2名が暮らしています。
驚いたのは、その間取り。
なんと、トイレにシャワーを後付けしたDIYユニットタイプ!
もともとシャワー設備がなかったため、排水口のあるトイレにシャワーを後付けしたとのこと。(※写真は撮れませんでした。)
完璧な家じゃなくても、必要とする人がいる。
シャワーが無くても住む人が見つかるなんて、空き家再生の可能性を改めて感じさせられました。
お腹が空いたので皆で昼食につき、最後に参加した皆で写真を撮って解散となりました。
そしてこれにて今回のイベントは終了です。
👇こちらのページでは、空き家を私に“丸ごとお任せ”することで、管理・清掃・入居者対応まで任せられる仕組みを詳しく解説しています。

☆空き家のオーナーさんへ☆
「どう管理すればいいか分からない」
「遠方に住んでいて見に行けない」
「思い入れがあり、解体したくない」
「解体費が高くて困っている 」
「手放したくもない」
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一人で悩まず、まずはご相談ください。
あなたの空き家の活用方法を、私ヒグチと一緒に見つけていきましょう。
\「この空き家、どうしよう…」と思ったら、“ちょっと相談”でも大丈夫です/
まずは「うちの空き家、見てもらえますか?」からでもお待ちしています。